神宮寺は現在でも神仏(しんぶつ)混淆(こんこう)のかたちをとっています。
寺の宗派は真言宗で、向かって右側は薬師如来、左側は大山祗(おおやまつみの)命(みこと)です。
薬師如来は、暗闇の坑内での作業で発生する粉塵や油煙などが鉱夫達の目を害するため、目の神様として鉱夫達の信仰を集めました。
お堂の前にある灯篭は、昭和三年に建立されたものです。近年、「十二社権現」の社額が境内から発見されました。